
こんにちは、まつマンです。
今日は指示待ち人間が出来るまでとその改善方法について話していきたいと思います。指示待ち人間は誰しもが出会ったことがあると思いますし、自身が成ったこともあると思います。そういう私もなった事がありますね。
ですが、指示待ち人間に急になった訳ではなく、そこには本人の思考があった上で、考えて動く事の無駄さ・諦め。に気づいてしまった事に大きく起因すると思います。それに至る経緯は本人のせいではなく、むしろ環境や上司の発言が発端でそういう人間を作り出している。と私は思っています。
この記事は「何故社員や部下に指示待ち人間が生まれてしまったんだろう・・・」と思っている人に読んでほしいですが、その原因を作っているのはあなたです。まずそこから自覚してほしいと思います。
考える意味がないと思った時点で人は考えなくなります。

「自分で考えろ」という、マンぶりを社員や部下していませんか?自分の中で考えることを辞め、「社員や部下の成長の為におれは仕事を任せている」とマンぶりを悪しきと知りながら自分を正当化する理由を作り、細かい指導をせず、ザックリとした指示で希望のアウトプットを部下に求める上司は多いと思います。
悪しきと気づいているならまだ良い方です。そういう方は上がってくるアウトプットを必ず第1声で褒めてください。「よくやった」「資料良いね!」と。
絶対ダメなのは上がってきたアウトプットを「なんだこれは、出来てないじゃないか」「なんでわからないなら、聞かないんだ」と叱咤するのは絶対NGです。その瞬間に指示待ち人間の基礎が出来上がります。指示待ち人間は「だったらそういう指示してくれよ」と心の中で思うのです。ここで指示する側と指示される側のずれが生じますね。
なので、褒めたうえで改善点を伝えればOKです。この資料のポイントだから見やすく工夫しよう」「ここはフォントサイズを大きくした方が伝わりやすいね」など具体的な指示を話してください。
部下の作った資料を認めたうえで、より良くするにはどうしたらいいか。を伝える様にするだけで改善されていくと思います。
仕事は任せていいが、報告を貰いフィードバックする事

仕事経験が多分にある上司が部下に依頼する際に注意すべきことは、「自責」です。責任は自分にあります。曖昧な指示で上がってきた資料が曖昧になったのは当然ですし、曖昧な指示をした当事者に責任があるのです。作った側ではありません。その上で業務を任せていくことが大事です。
任せるとは丸投げするではありません。その進捗や結果をフィードバックを貰い、より良くするための改善ポイントを本人に伝えて下さい。大事なのはフィードバックする事です。
これには「あなたの資料をちゃんと見ているよ」と「より良くするための改善ポイントを教えるよ」という2つの良いことがあります。指示を受けた側が常に不安なのです。なので、資料を見ているよ。作ってくれて感謝しているよ。と分かりやすい反応を示してあげる事も大事なポイントだと思います。
甘やかし過ぎと思われるかもしれません、ですが昔のやり方が通用しなくなっているのも事実です。間違ってパワハラだ!と思われるのも嫌なので、昔のやり方をそのまま使うことは今のご時世難しいですね。上記のやり方が正しいとは思いますが、昔のやり方以外の手段をもって実行する必要はあると思います。
圧倒的当事者意識と、指示の背景を読み取る訓練を

指示を受ける側も工夫が必要です。一番必要なのは圧倒的な当事者意識です。
依頼してやらされている仕事では生まれません。自分の仕事だ、自分がやらなかったら仕事が崩壊する!ぐらいの当事者意識は欲しいですよね。それだけで動きは大きく変わっていきます。
あとは、まず5W1Hに乗っ取って確認していくことが最低限です。誰に対して、何を、どこで、なぜやるのか。ぐらいは明確にしておきましょう。それぐらいは聞けると思います。とにかく困ったら5W1Hです。それだけ確認しておけば大丈夫です。
それがわかっていれば、指示の背景も理解する事ができますし、そうすれば自分で創意工夫をする事が出来ます。指示を着実にこなすことも大事ですが、自身がレベルアップしていきたいなら言われたことだけやるのではなく、創意工夫をする思考を持ちましょう。
「指示の資料も仕上げておきましたが、競合情報も集めて大事そうな部分は赤線を引いておきました」
なんて言える部下や社員が居たら、一緒に仕事したいって思いますね。
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